こんにちは。発達障がい児・軽度知的障がい児を育てた宮田です。 今回は軽度知的障がい児・発達障がい児のお手伝いのお話です。お手伝いをしてもらってどうなのか。などのお話をしたいと思います。
ヤングケアラー?子供にお手伝いをさせるのは時代錯誤?
最近は子どもに「お手伝いしてもらう」と言うのが何だか、「違う」のかな?と思ったりもします。
ヤングケアラーは可哀そう。なんていわれそうですよね。
でもヤングケアラーとお手伝いしてもらうのはもちろん違います。お手伝いはあくまでお手伝い。
ヤングケアラーは子どもがメインとなって家庭のことをやることなのかな?と思っています。
その違いについて調べてみるのも良いかもしれませんね。
【軽度知的障がい・発達障がい児】お手伝いしてもらった方がいいの?
私はお手伝いさせた方がいいと思っています。将来ひとりで暮らすときに困るのは本人ですし、お手伝いをすることで家事などを覚えることができます。
我が家ではお手伝いは積極的にしてもらっています。
子供がお手伝いを覚えれば、親の負担も減ります。家族って助け合いの精神があるとうまく回ります。
お手伝いをしてもらうと、
+こうすれば親が喜んでくれる(将来パートナーと暮らし始めた時に力になる)
+自分の行動で感謝されることで、自己肯定感が育ち、感謝される喜びを知る
+家事の基本を学べるため将来困らない
+自分でできることを探せるようになると、働きだした時に優位になる
こんなメリットがあります。
お手伝いは訓練の一つ?
お手伝いは手先の訓練や情緒の訓練にぴったりです。
訓練としてお手伝いを取り入れる場合は、できなくても「怒らないこと」です。
してもらったことに感謝して、出来ていないところがあった時は放置する。本人が見えないところで直す。
自分がしたことを直されるとプライドが傷つくので、本人の前で直さないようにしましょう。
もしうまくできていなかったときは、次にするときに一緒にして教えるようにしましょう。
お手伝いにもOJTが必要なんです。
お手伝いの結果に着目せず、してくれたことに必ず感謝の言葉を伝える。
誰だって最初から完璧なことはできません。お手伝いは完ぺきにするのが大切なのではなく、覚えていく過程が大切。
どんな結果でもありがとうをちゃんと伝えて「ありがとうと感謝される」「自分の行為」が結びつくことが第一です。
お手伝いは親からのプレゼント
お手伝いは親からの子へのプレゼントの一つだと思います。
親から子に伝えなければならないのは、「生きる」と言うこと。
お手伝いは生きる力になります。それは家事のテクニックだったり、自己肯定感だったりコミュニケーションだったりします。
すこしでも子供に心に残るプレゼントをのこしてあげたいですね
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