こんにちは。発達障がい児・軽度知的障がい児を育てた宮田です。 日々暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?今日は発達障がい児に
「障がいがある」
ということを言うメリットとデメリットについてお話したいと思います。
発達障がい児本人に障がいを伝えるか
これは子育ての上で一つの大切な選択ではないでしょうか。
伝えるにしても「どういう風に?」「いつ?」伝えるかというのは重要となってきますよね。
ではメリットとデメリットを考えていきたいと思います
発達障がい児本人に障がいを伝える最大のメリットとは
では発達障がい児に障がいを伝えるメリットを考えてみましょう。みなさんの中にも浮かぶメリットがあると思うので、教えていただければと思います。
自分のことを知るきっかけになる
自分のことを知る。というのはこの複雑な社会で生きていくのにとても重要なことです。
自分を知ることで「悪いところを直したい」と感じたり、「他者と自分との違い」を痛感することで自分の自己の確立を感じることができます。
思いやりを知る第一歩ともなります。
また「どうして自分はこんな人なのだろう」と悩んだ時に、その答えが明確に「発達障がい」と与えられることになります。
発達障がいの特徴を理解し、自分に当てはめてそれを「どうするか」考えることができる。というのが最大の利点ではないでしょうか。
自分のことを知ることで、他所との違いを知り、他者を理解しようとする姿勢を作っていく。
他人が「遠い」発達障がいだからこそ、必要な姿勢なのかもしれませんね
発達障がい児本人に障がいを伝える最大のデメリットとは
では最大のデメリットとは何でしょうか。
発達障がいだからと甘えてしまう
自分は発達障がいだから、「周囲が我慢するべき」「理解するべき」と言う思考に陥ってしまったり、できなくてもしかたない。発達障がいなんだから。と努力不足を発達障がいのせいにしてしまい、せっかくの才能や能力を発揮できなくなってしまう。発達障がいだからと委縮してしまう。
というのが最大のデメリットだと私は予想しました。
このデメリットをなくしたり、最小にするためには
「発達障がいだからできない」んじゃなくて、「できる方法を考えてみようか」と言う思考を教える必要があります。
また発達障がいだから。という萎縮をなくすためには、発達障がいは一部であってその子そのものではない。という自己肯定感を育てる必要があります。
発達障がいは悪ではなく特徴の一部
発達障がいであることは悪いことではありません。その子の特徴の一部です。
色々な研究がなされてきているので、発達障がいがあっても「どうすればいいか」「どう生きていくか」の答えも数多く用意されている社会になりました。
発達障がいかも・・・と戸惑う時間を我が子に与える前に、発達障がいである。と伝える道を私は選びました。
我が子は幼い時から「自分は発達障がい」と知っているので、友達にそれを隠したりはしません。
むしろ「発達障がいだけどよろしくー」と自己紹介アイテムにしています。
発達障がいを悪いことではないんです。その人の一部なだけなのですから。
発達障がいだからすべてうまくいかない・・・・。と悩んでしまうこともあるかもしれません。
ですがそんな時「発達障がいをどうすれば楽になれるか」という思考をつけておくと力になります。
「自分は発達障がいだからアラームでスケジュール管理をする」
「発達障がいだからよく忘れてしまうので、付箋を活用する」
など自分なりの解決方法を見つける力を子供たちにつけることが、親ができる最高の療育なのかな。と感じたりもします。
あなたの意見も聞かせてくださいね
ご拝読ありがとうございます。暑きに気を付けてお過ごしくださいね。
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