【発達障がい児・軽度知的障がい児】“お手伝い”が我が子の心を成長させます

発達障害

 こんにちは。発達障がい児・軽度知的障がい児を育てた宮田です。 発達障がい児・軽度知的障がい児の“お手伝い”について今日はお話したいと思います。

【発達障がい児・軽度知的障がい児】“お手伝い”してもらっていますか?

皆さんはお子さんにお手伝いをしてもらうことはありますか?

なかなかお手伝いをしてもらうというのは難しいと考える方もいらっしゃると思います

発達障がいや軽度知的障がい児はしてもらうお手伝いを選ばなければならないというところが難しいところでもあります。

やり方を丁寧に説明しなければならないのはもちろんですし、作業自体もどんなものをしてもらうかを厳選しなければなりません。

 

自分がやった方が早いと感じることも多いと思います

 

ですが、お手伝いは発達障がいや軽度知的障がいなど、いろいろな障がいを持つ子たちにとっても心にプラスになることがたくさんあります。

今日はお手伝いがもたらすプラスの面を皆さんにお知らせしたいと思います。

【発達障がい児・軽度知的障がい児】日常の中に養育の種があるお手伝い効果

お手伝いをしてもらうというのは昭和の時代には結構当たり前のことでした。と言っても私はあまりしなかったのですが、 子供達にはかなりお手伝いはしてもらっています

お手伝いには様々な効果があります

お手伝いをすることで家族の一員としての自覚が出てくる

お手伝いをするということで自分が家族の中の一員であるという自覚が生まれるようです

人間にとって誰かの役に立っているというのは自己肯定感にかなりの影響を与えるものでもあります

叱られることが多く自己肯定感が低くなりがちな発達障がいや自閉症スペクトラム・軽度知的障がいの子供達。

彼らに自分の居場所を自分で見つけてもらうという点においてお手伝いは非常に好ましいものと言えます

将来就労で作業する時の練習になる

将来就労する時に全く初めてのことをやるよりは、ある程度色々なお手伝いの中で作業経験しておくほうがより楽に就労することが可能となります。

また色々なことを経験することで自分に合った就労の方向性を見いだすこともできるのではないでしょうか

思いやりややさしさを学ぶことができる

お手伝いをする中で一番大きい効果と思われるのが思いやりや優しさを学ぶことができる点です。

お手伝いをしてもらったら「ありがとう」などお礼の言葉をかけることで、お礼を言われた時の素直な嬉しい気持ちを 感じることができます

どんなことをすれば相手が喜ぶのか、相手が喜んだとき自分はどう感じるのか

相手に喜んでもらうにはどうすれば良いのか

などをお手伝いで学んでいけるのがお手伝い最大の良い点だと思います

【発達障がい児・軽度知的障がい児】お手伝いしてもらう時の指示の考え方

お手伝いをしてもらうというのは結構大変なんですよね我が家には発達障がい さっちゃん軽度知的障がいのあっちゃんがいます

さっちゃんとあっちゃんは知能が全く違うので、 指示の仕方も全く違ってきます

さっちゃんはこれをしてと言うマルチタスクが指示に使えるのですが、あっちゃんはマルチタスクで指示を出すことができません

あっちゃんはマルチタスクではなくシングルタスクで指示を出さなければならないので、指示を出す方が結構疲れたりもします。

お手伝いをしてもらうより自分でやった方が早いの典型でもあります

【発達障がい児・軽度知的障がい児】お手伝いのコツ;シングルタスクとマルチタスクの考え方

ここでマルチタスクとシングルタスクのお話を少ししたいと思います

簡単に言うとマルチタスクとはここを掃除しておいてのようなざっくりとした指示 になります

シングルタスクとは食器を食器棚のここに重ねて入れておいてのような詳しい指示となります

マルチタスクは指示するほうも楽なのですがシングルタスクは頭の中で作業を分解しなければならないので非常に頭を使う指示方法なのです

 

なのでシングルタスクで指示を出すには少しコツが必要かもしれません

私もシングルタスクで指示を出すのはとても苦手なのでついついあっちゃんにはお手伝い が少なめになってしまうところが反省点です

【発達障がい児・軽度知的障がい児】お手伝いは無料でできる療育である

お手伝いにはいろいろな効果がありこれを利用しない手はありません

お手伝いの仕方や指示の仕方もその子に合わせた物が必要なのでこれからご提案していきたいとは思います。

まず簡単なことでいいのでお手伝いをしてもらうという習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか

ご拝読ありがとうございました

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