こんにちは。発達障がい児・軽度知的障がい児を育てた宮田です。 今日は直接来たわけではないけれど、なんとなく遠回しに友人に言われたことをお話したいと思います。
心理療法に詳しいA子さん
これは私の元友人のお話です。友人は心理にやたら詳しいタイプの女性でした。
本人は自己分析ができるタイプで、自分なりに自分を分析していて色々な心理療法を自分で試す人です。
そんな彼女ですが、心理療法をやったって楽にならないと憤慨していました。
心理カウンセラーである私に対しても
「そんなもの辞めればいい」
「役に立たない」
と罵りまくる始末。私ははいはい。と傾聴していましたが、さすがに友人を止めました。相談者さんでもありませんしね。
なぜAさんは心理療法が効かなかったの?
Aさんの罵り言葉を聴いていて思ったのですが、Aさんって本当に負けず嫌いなんですよね。
自分は正しい。自分は間違っていない。という意識がとても強い方でした。
強い意志を持つことはとても良いことですが、それも限度がありますし場合によってはとても害になることもあります。
Aさんにとって心理療法は癒しではなく、「挑む対象」だったようなんですね。
心理的なものを認めたくないから、
「ほら私には通用しないのよ」
と言いたくて心理療法を調べていたのかもしれません。
色々な人が考えて見出して伝えてきた療法に対して、
「私には効かない」
と言いたかったのかなと今は思っています。
心を楽にするには頑なな心は解きほぐさなければならない
体でもそうですよね。肩こりを直したければ、揉んで柔らかくします。
心も同じです。楽になるには、まず解きほぐさなければなりません。
Aさんのように形だけ療法をまねてもうまくいかないんですよね。
心の持ち方や心の向け方など色々なコツがあります。
まずは心のコリをほぐさないと、うまくいく療法もうまくいかなくなってしまいます。
Aさんはがちがちの心でしたしね。
変わりたくないと心の底で思ってしまうなら変わらない
Aさんに限らず、色々なことを試してみてもうまくいかないとご相談いただくことはよくあります。
その中で思うのは、本人が「今の自分が好き」で「変わりたくない」と思っていると言うことが本質にあると言うこと。
辛いから相談に来ているんだけれど、本当は「つらい自分が好き」だと感じていらっしゃる人もいる。ということです。
心理学の講師に言われたことがあります。
「人は変わりたくない」
そして
「人は自分がやりたいことしかしない」
ということ。
心理カウンセリングも、心の底で変わりたくないと思っている方とのカウンセリングはなかなか難しいものとなります。
本人が気がついていないので
「心理カウンセリングなんて」
と言われてしまうんですよね。
心理カウンセリングは本来1時間ほどを1単位として、数回繰り返してゆっくりと変化を促していくもの。
短い時間だとなかなか難しい場合もあります。
あなたが心を解きほぐしてくれるカウンセラーに出会えますように
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