こんにちは。発達障がい児・軽度知的障がい児を育てた宮田です。 発達障がいで手帳を取得しているさっちゃん。あまり使う機会がない手帳ですが、東京では都営交通無料乗車券の対象になります。
都営交通無料乗車券とは都営地下鉄全線、都営バス(江東01を除く)、都電、日暮里・舎人ライナーで理由できる乗車券のことになります。
発達障がいで障害者手帳を取得する?
さっちゃんが障害者手帳を取得したのは、ずいぶんと前のことになります。
小学校低学年ではすでに取得していました。
障害者手帳の取得を提案してくれたのは、大阪府豊中市の障害課の女性。
とても親身になってくれて、いろいろと教えてくれました。東京都はずいぶん違うなあと感じた点です。
東京の私が住んでいる市は、自分で調べないと教えてくれないんだもの。
それは別の記事に書いたので、今回は省略です♡
発達障がいが持てる手帳の種類は“精神障害保健福祉手帳”
肢体不自由・知的障がい・精神障害がいと障害者手帳は分かれているのですが、発達障がいの人が取得できるのは精神障害保健福祉手帳です。
実は結構軽く見られている(と私は思っている)ような気がします。
「肢体と知的の手帳は割引があるけれど、精神障害は割引をしない」
という差別化を図っている組織や企業も存在します。どことは書きませんが。
なので、割引を利用する際はそこを確かめてから利用するようにしましょう。我が家の場合はあっちゃんが知的(愛の手帳)で、さっちゃんが精神障害保健福祉手帳ですので、
「あっちゃんは割引があるけれど、さっちゃんはない」
という場合もあります。企業ではなく行政の運営する施設では差別化はされていたことはありません。
でもまったくないとも言い切れないので調べてみてくださいね。
【発達障がい】“精神障害保健福祉手帳”はどう取得する?
まず発達障がいの診断をしてくれた主治医に相談します。
いろいろな手続きなどのために(お子さんなら療育・学校での配慮・進学や通級など。大人なら就職のためなど〈障害者就労〉医療費なら自立支援を利用するための準備)、障害者手帳を取得したいと相談します。
発達障がいでも、軽度の場合は取得できないこともありますので、医師とよく相談しましょう。
「障がい者手帳を取得する」
と主治医と意見が一致したら、市役所の障害福祉課に相談しに行きます。私の場合はずばり
「発達障がいで障害者手帳を取得したいので、用紙ください」
でした。はっきり言わないと時間がもったいないと思っちゃう系です^^
すると取得のために必要な書類や診断用紙を説明とともに、市役所の人が渡してくれます。
それを医師に書いてもらって市役所を通して県に提出。
県ごとの発行となるのですが、医師によって書かれた診断書と申込用紙を市役所に提出して約三か月発行にかかります。
もしかしたら三か月以上かも(そこは覚悟しておきましょう)
更新も三か月くらいかかるので、日程調整が必要です。
【発達障がい】“精神障害保健福祉手帳”は何に使える?
県や地域によって違うので、住んでいる場所で調べていただきたいのですが、私がさっちゃんのために使っていたものを上げます。
+教育委員会の行っているセラピーにさっちゃんが参加(個人カウンセリング)大阪府豊中市
+公共施設の割引
+学校の通級への登校・コミュニケーションクラスへの入学(中学)
+都営交通無料乗車券の利用
+税金の控除(障がい者控除)
+自立支援医療(精神通院医療)
現在も継続しているものもありますが、こんな感じです。
大人になった時に利用しようと思えば、
+障がい者雇用
を利用することもできます。
【発達障がい】“精神障害保健福祉手帳”のデメリットは
デメリットと言われても思い浮かばないのですが、自分が精神障がい者だとバレたくない人、障害を隠したい人にとってはデメリットかもしれません。
どうしても偏見の強い土地柄はありますし、偏見を持つ人もいます。
ですが、表紙には「障害者手帳」と書かれるだけで、“精神障害保健福祉手帳”とは書かれません。
中を見ないと何の手帳なのかは詳しい人でないとわからないと思います。
大人で働いている人で「バレたくない」と言う人にとってはデメリットはあるのかもしれませんね
【発達障がい】“精神障害保健福祉手帳”についていかがでしたか?
“精神障害保健福祉手帳”についていかがでしたか?
以外と使うところはないけれど、持っていると施設が割引になったり税金が少し控除されたりします。
みなさんも色々調べてみて、取得を考えてみてくださいね
こんなことを宮田に聞いてみたい
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