軽度知的障がいのあっちゃんを育てています。今日はあっちゃんのお小遣いの金額と仕組みについてお話したいと思います。みなさんのご参考になればいいな。
軽度知的障がい高校生あっちゃん:障がいがある子のお小遣いはどうする?
障がいがあるあっちゃん。軽度知的障がいの中でも、低めのIQである54です。
障がいがある子のお小遣い、みなさんはどうお考えですか?ご家庭により色々なパターンがあるかと思います。
我が家ではお姉ちゃんのさっちゃんがお小遣いをもらっているのを見て、あっちゃんも
「欲しい」
と言い出したので、お小遣いを渡すことにしました。
軽度知的障がい高校生あっちゃん:お小遣い金額は?
あっちゃんのお小遣い金額は現在定額の3000円です。
中学校の時はお手伝い×金額だったのですが、現在は定額になっています。
本人は貯めてメーカー物のカバンを買ったり、おやつを買いに行ったりと楽しんでいます。
学校に持っていくサブバックは、イトーヨーカ堂で自分で選んで自分のお金で買ったもの。
サブバックを買う時はさすがについていきましたが、スーパーにはひとりで行きます。
軽度知的障がい高校生あっちゃん:お小遣いじゃなくて“報酬”?
あっちゃんのお小遣いは労働の報酬となっています。
あっちゃんのお仕事は、
+ネコトイレのウンチ取り
+湯船の洗浄
この二つとなっています。我が家のお小遣いは労働報酬制となっています
労働報酬にしたのは、お金の価値を知ってもらう為と将来働くときの為です。
つらい仕事をすれば金額は大きいし、軽い仕事をすれば金額は小さい。
ということを教えるために中学校の頃は【一労働で単価が違う方式】でした。
お風呂洗い10円
ネコトイレ50円
などです。私自身が面倒になって定額にしましたが、身にはついてくれているようです。
お風呂洗いは一日のうちで自分でやれる時にやってくれますし、ネコトイレは汚くなったなと判断するとやってくれます。
自分の仕事だとちゃんと認知してくれています。
軽度知的障がい高校生あっちゃん:報酬制お小遣いから学んだこと
仕事をすることでお金を稼ぐことができる。
と経験上知っているので、就職に対しても意欲的です。
「自分はどんな仕事ができるのかな」
といろいろ話して考えています。高校生になったので、学校でも卒業後の話はよく出ますし、何ができるのか。という話は家でもしています。
就労B型を考えているので、工賃がそんなにもらえないところは親としては可哀そうに思えます。障がいがあってもしっかりと自分らしく働く。
というのは日本ではとても難しいことのようです。あっちゃんは
「しっかりしているけれど、字が苦手だから」
と言われたことも。確かに。でもできることはあるはずなのですが・・・。難しいですね。
報酬制お小遣いにして、お小遣いを増やしてもらうための交渉もうまくなりました。
「これをお手伝いするから、もっとお小遣いが欲しい」
と言うので
「これだけだと、〇〇〇円しか増やせないけどいい?」
「いい」
という交渉をしたりします。
軽度知的障がい高校生あっちゃん:お小遣いを渡すだけもいいけれど
お小遣いを渡すだけでもいいと思うけれど、子どもにとっては生活一つ一つが勉強です。
とくに障がいを持っている子は日々の暮らしが将来に大きくかかわってきます。
せっかくお小遣いを渡すのであれば、労働とお金の関係について学んでもらうのもいいのかな?と私は思った次第です。
・・・自分が楽するためじゃないですよ?決して
ご拝読ありがとうございました^^
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