愛しているのにDVをしてしまう彼の心理とは?

 こんにちは。発達障がい・軽度知的障がい家庭問題カウンセラーの宮田です。

今日はドメステックバイオレンスのお話をしてみたいと思います。

登場人物はAさん夫婦 4才差の仲良し夫婦です。

このご相談は私の経験から創作したものです。ご了承ください。

DVのご相談をされたAさんの状況

「素敵な方ですね。Aさんのお悩みは彼に関わるものなのですか?」

と伺うと、数か月に一度ですが、彼が怒りだした時にAさんを殴るそうなんです。

「どんなことで怒るのですか?」

「私は掃除が苦手なのですが、急に『こんなの掃除じゃない』と怒ります。私なりに一生懸命やっているのですが・・・」

「Aさんは頑張っているのに、彼は思い通りにできていないと言うのですね。それはつらいですね」

「そうなんです。それで私が何も言えずに黙っていると、『話を聴いているのかッ!』と殴られます」

「何も言えずに黙っていると殴られるのですね。殴られたとき、Aさんはどう思いますか?」

「ちゃんとできない自分が情けないし、哀しいし痛いです。彼とはやっていけないと感じます。」

「彼とはやっていけないと感じるのですね。そしてAさんはどうするのですか?」

「荷物をまとめて出ていこうとすると、今度は彼が土下座して大泣きするんです。『出ていかないでくれ』って」

「なるほど態度が変わるのですね。Aさんはそこで出ていくのを止めるのですか?」

「はい。彼がかわいそうになって・・・私がちゃんと掃除できないのがいけないんだし・・・」

「彼のことがAさんはお好きなのですね」

「はい。普段は優しい人だし、数か月に一度くらいだから・・・DVの人は毎日殴られていると聞きますし」

「なるほど。毎日殴られたりしていないから、耐えられるとお考えなのですね」

初回にお話したAさんの状況はこのような状況でした。

DVしてしまうのは何故なのか

Aさんご夫婦の場合かかわらず、DVをしてしまうのには原因があるはずです。

その原因は何なのでしょうか。

+DVする相手を愛していない。愛していないから暴力を振るう

わかりやすいタイプのDVです。名からかの原因でもう愛していない伴侶に対して暴力を振るう。と言うタイプです

+DVする相手を愛しているのに暴力を振るってしまう

これは「そうでない人」にはわかりにくい理由ですね。愛している人を傷つけるのが純愛なんて病んだ創作の中だけにしてほしいものです。

ですが、今回はこちらの理由が分かりにくいDVを考察してみたいと思います。

愛しているのにDVをしてしまう根深い原因と心理とは

Aさんとカウンセリングを続けるにつけ、色々なことが分かってきました。

A夫さんの育ってきた環境(Aさん義家)にDVの原因があるように思います。Aさんに義家のお話を聴くと

+義父は外面は良いが家族に対して、貶(おとし)めたりすることが多い。虐待を自慢げに話す

例:お母さんは家事が下手だから(実際はまったくそんなことはない)」

例:息子は何にもできないが、父親である私は素晴らしい的な話をよくする(よく聞くと話が違っていたりする)

例:息子を木に縛り付けて夜中まで放置してやった

+義母は義父に何を言われても耐えているタイプ

と言うことのようです。なるほど。お嫁さんであるAさんに対しても

「我が家の家訓は・・・・」

と話し始めて、Aさんはイラっとされたそうです。あとでA夫さんに聞くと「そんな決まりはない」と言うことだったと。

お話を聴かせていただいていて、ふと思いました

愛している人を傷つけても我慢してくれるのが愛

と、A夫さんは思っていらっしゃるのでは?と思ったのです。Aさんとお話していて

Aさんに

「義父さんはAさんの前で義母さんを傷つけるような発言をなさっているんですね。それもDVだと私は思うのですが、義母さんも耐えていらっしゃるんですね」

とお話したところ

「ああ!そういわれるとそうかもしれません。モラハラってやつですよね。さすがに私の前で義母さんを殴らないけど、彼と義父さんはネチネチいうのは同じなのかも!」

と。

「ですよね。これは私の見解なのですがA夫さんは義父さんを見て育ち、『愛している女性を傷つけても、我慢してくれるのが女性からの愛情なんだ』と刷り込まれているのかもしれませんね。もちろん無意識だとは思いますが・・・」

「確かにそうなのかも。義母さんは黙って耐えていますから」

「それでAさんが出ていきそうになると、土下座して許してもらおうとする。土下座して許してもらって愛を確認するけれど、「我慢してくれるほどの愛」ではないからまた確認するためにネチネチ言ってくる。そして・・・の繰り返しなのではないでしょうか」

Aさん納得なされたようで、相槌をすごく打っていました。

「彼の愛し方は義父さんのコピーなんですね」

「そうだと思います。彼自身がAさんを大切にすることが愛情なんだ。と言うことに気がつかないと、DVを繰り返すと思います。彼の愛し方は正しい愛し方ではなく、間違った愛し方だと私は思います。そこを正しい愛し方に変えていけば、DVはおさまると思うのですが、大変なことなので・・・」

「やってみます。彼もいいところがたくさんあるので・・・」

「命の危険を感じたら、やめてくださいね。私はいつでもAさんを応援していますから」

DVする夫にAさんが訊ねたこと

Aさんは土下座して泣く夫さんにこんなことを言ったそうです。

「あなたは自分を傷つける人を好きになるの?自分を愛してほしいなら、相手を傷つけたらだめじゃないの?

私はあなたが好きだから、傷つけない。至らないところはあるけれど、あなたにたくさん笑ってほしいと思ってる

あなたを殴ってあなたの愛を確かめたりはしないよ」

とお話したそうです。

それからはケンカしても、殴られることは無くなったとか。

AさんはうまくいきましたがDVの原因は様々です

Aさんはうまくいきましたが、DVの原因は様々です。その根はとても深く、本人が「直したい」と思わない限り周囲が頑張っても難しいものとなります。

問題と向き合うのはDVをしている本人。

本人が自分と向き合わなければ、DVは治りません。ただ本人が苦しんでいるなら、それは変わることはできると私は思っています。

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