こんにちは。発達障がい・軽度知的障がい家庭カウンセラーの宮田です。
今日は私が転勤族だった時のお話をしたいと思います。
我が子が発達障がいと軽度知的障がい。自分は双極性障がいと、4人家族中3人に障害がある我が家。
ヒドイ時には1.5年に一度引っ越しをしていました。
そんな中で地方福祉について、色々違いに驚いたのでお話したいと思います。
ずいぶん古い話なので、いろいろ変更点があるかもしれません。もし実際にご利用になる場合には問い合わせをしてくださるようにお願いいたします。
【発達障害・軽度知的障害・双極性障害の家族】大阪の障害福祉の特徴
大阪の障害福祉は「良い」と言われますが、私が大阪の豊中市に住んでいた頃、やはり実感しました。
私は娘たちの障がいや自分の障がいが診断されたのが、大阪の豊中市になります。
豊中市は大阪では上の方で、治安はあまりよくありませんでした。車盗まれたこともあります。びっくりした~
やんちゃな子たちが多い町のようです。
でも障がい福祉は私が生きてきた中で一番良かったと思います。
市役所の障害福祉職員の親切さ
当時私はかなりつらい時期でした。そんな中、市役所に相談の電話をしたらたずねて来てくれた職員さん。
中年女性だったのですが、私がつらさを話すと色々な提案をしてくれました。
これってかなり珍しいことなようです。私は色々な障害福祉のために市役所に足を運んだり、話を聴いてきました。
でも「提案」をしてくれる職員さんって本当にこの方だけでした。人格もあるとは思うのですが、大阪は色々な人が提案してくれることが多かったです。
+掃除がなかなかできなくて困っている
+宮田さんはヘルパーさんが使えるので、申し込みをしてヘルパーさんと一緒に家事ができるようにしましょうか。
+あーちゃんとさーちゃんを遊びに連れていきたいが私が動けない
あーちゃんとさーちゃんに外出付き添いのヘルパーさんがつけられますよ
他にもいろいろ教えてもらい、ヘルパーさんは何ができるか。できないか。を教えていただきました。
障害福祉に重度と軽度の区別がない
これは大阪府の施策なのですが、障害福祉に重度軽度の区別がほとんどありません。
重度の人が困っているのはもちろんですが、軽度の人が困っていないか?と言われればそうではないと思います。
「重度の人は手厚く。軽度は軽いから大丈夫でしょ」
と言う扱いを、受けると腹が立ちますよね。軽度でも障がいがあるから子育ても生活も大変なのに。
大阪はその区別がないので、障害福祉が平等なんですね。・・・東京に来て驚きました。
【発達障害・軽度知的障害・双極性障害の家族】東京の障害福祉
さて、東京の障害福祉。私は多摩地区に住んでいるのですが、引っ越してきた当時(10年くらい前)の障害福祉の悪さにびっくりしました。
まず、市役所に引っ越してきて福祉が全く分からないので教えてほしい。
ヘルパーさんの申し込みをしたい。と言うお話をしたところ、市役所職員が4人も押し掛けてきました。
ウツで苦しいと言ってるのに、4人ですよ?中年女性一人。他中年男性3人。
大阪での状況や自分のウツの話をしたり、子供の話をしても
「はあ・・・できませんねぇ」
「ペット飼ってるとヘルパー使えないんです」
「できないですねー」
本当にできないのか知りませんが、その時にはできないばかり。話すのは中年女性1人。あとの三人何しに来た?
「頑張ってもらうしかないですねー」
東京は精神障害に対してバカにしてるの?と正直思いました。何かを提案したり、一緒に考えるんじゃないんですね。
押しかけてきておいて、はぐらかす。それも二回来て、三回目断りました。
だって市役所の人間が来るたびに、自殺願望が大きくなるんですもの。何?
「何もできないくせにペット飼って、家事もできない無能が」
って言いに来てるの?と思いました。家事もできなくてつらい思いをしている家庭に、4人でズカズカ来るし・・・もう。
東京の障害福祉は区別福祉
東京の障害福祉は、本当に細かく「やりたくないけどしなきゃいけないからさー」感が感じられる(個人比)んですよね。
重度には手厚く、軽度には
「軽度なんだから、これぐらいも助けてあげてるんだからいいでしょ」
的なものしか感じられず。ヘルパーさんも断られましたしね。・・・その時の市役所職員に。
ペットを飼っている余力があるんだし、出張で留守が多くても父親が何とかできるでしょと言われました。
今はそこまでじゃないと信じたいです。
軽度知的障害さんや精神障害者さんは
「手帳をとっても無駄だから。軽度は何もしてもらえないから」
と言う人も多いです。
都立特別支援学校PTA時代に物申したこと
PTA会長時代に何度市役所の
「障害福祉課と話そう」
みたいなイベントがあったのですが、実際に私は
「軽度の障害だから困ってないんでしょ。と言う差別はやめてください。あと、精神障がい者の家に複数人で行くのはやめたほうが良いと思います。
あと「できない」じゃなくて「それはできませんが、これはどうでしょう」と代替え案なり提案なりを出してください。」
とお願いしたことがあります。
障害がある人がいる家族が引っ越すときには下調べを
障害福祉や医療福祉をしっかり調べてから引っ越すことをおすすめします。
私は子供が小さかったので、子ども医療費助成制度の内容を吟味して引っ越しました。
今はもう二人とも対象ではなくなりましたが、医療費助成や障害福祉を吟味したうえで引っ越し先を決めると後悔がちょっとでも少なくなるかもしれません。
ご拝読ありがとうございます。皆様ゆっくりお休みください
コメント