こんにちは。発達障がい・軽度知的障害家庭カウンセラーの宮田です。今日は成人式のお話。さっちゃんは18才。
成人式の着物ダイレクトメールがたくさん来るのです。そんな本人に成人式のことを聞いてみました。
成人式に興味ないさっちゃん
さっちゃんは20才まであと2年。
そんなさっちゃん、成人式にまったく興味がありません。
「着物とか着たくない。もともと成人式なんてやる理由がわからない」
とそういう子。実は私もそうでした。なので成人式は出席せず。でも外までは行きました。
偉い人のお決まりの話なんて聞きたくないので、外にいましたね。
さっちゃんは同じ志の先輩や友人と宅飲み予定だそうです。・・・2年後
この親にしてこの子あり・・・苦笑
さっちゃんは他人に自分がどう見えるか。に関して興味がありません。なので自分が価値がある。と思うことしかしないんです。
よく言えば芯がある。悪く言えば強情。
着物の値段を見て
「無駄無駄ぁぁぁ」
と言っていました。まあ安くはない値段ですしね。着物が来たければ、私の祖母の着物がたくさん残っているのですが
「着物は着たくないし成人式なんて無駄なものにも出ない」
とスッパリ。着物似合うと思うんですけどね。
世の中の通例に従わない
さっちゃんはとにかく、通例に従いません。
小さい時からマナーやルールに関しては厳しく教えてきましたし、なぜか神社でお世話になったりするので和の作法もある程度は身についています。
ですが、「みんなで○○をしよう」と言う通例にはことごとく逆らいます。
その意味と真意を掘り下げるんですよね。
これは発達障害の
「ねぇどうして?」
の進化版なのかもしれません。
「ねぇどうして?」
の答えを自分なりに解釈して、それが自分に必要かどうか精査します。
さっちゃんにとって、成人式は大人になる通過儀礼ではなく無駄な時間であり、着物は着物会社の思惑。
集団心理に流されない発達障がいの強さだと私は思います。
発達障がいは悪いことのように言われるけれど、自分で考えて自分で行動する強さを育てていければ素晴らしい思考力と行動力になるのかもしれません。
親は着物を欲しがらないので経済的に助かります(笑)
他人と同じことをしなくてもいい。同調圧力を跳ね返す発達障害の強さは育てていきたいものだと感じました。
服のセンスの悪さは何とかしてほしい物なんですけどね(笑)
JUGEMテーマ:自閉症スペクトラム、発達障碍
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