こんにちは。発達障がい・軽度知的障がい家族カウンセラーの宮田です。今日は【泣き叫ぶ子供】についてのお話です。
さっちゃんが本当に小さいころ、イオンで泣いたことがあります。駄々をこねたんですよね。
でも私は丸ッと無視。さっちゃんにかまわず、あーちゃんを抱っこして歩いたことがあります。
さっちゃんは泣きながらついてきましたが、そのうち静かになりました。
皆さんはこのエピソード、どう思われますか?
「さっちゃんを抱っこしてあげればいいのに」
「なだめるべき」
「よその場所に場所をうつしたら?」
色々なご意見があると思います。実際に知らないおばさんに苦言を呈されたことも。
でも私はさっちゃんを抱っこしたり、なだめたりしなかったのには理由があります。
子どもが駄々をこねた時にかまっちゃダメな理由
駄々をこねている時に、子供にかまってしまうと
「親(他人)にかまってほしい時(欲求を通したい時)には騒いだら、かまって(欲求が通る)もらえる」
と言う刷り込みが発生します。これが怖かったんです。私。
一度でも、「泣いているから」となだめたり物を買い与えたら、それを覚えてしまう。
そしてそれが何度も繰り返すことになります。
駄々をこねることがコミュニケーションの方法になってしまうんですよね。
自分の「嬉しい」が「正しいこと」になってしまうところに注意したいですね。
駄々をこねた時の無反応の正しいやり方は?
最近子ども発達障がい支援アドバイザー講座で学んだのですが、私がやっていたのは「無反応」と言う物だそうです。
正しいやり方としては
1.子供が問題行動を起こす
2.刺激を与えない・見て見ぬふりをしつつ見守る(視線を合わせたり見たりしない)
3.落ち着いたら共感する
3の部分で、どうして駄々をこねたのかについて話し合うことも良いのですが、決して否定したりしないようにしましょう
注意点:始めるなら子供が落ち着くまで決して声をかけたり反応したりしない
ここが重要ポイントになります。
「これだけ泣いたら根負けしてかまってくれる」と覚えてしまうと、落ち着きを取り戻すまでの時間が長くなってしまいます。
無反応すると決めたら途中で声をかけたりしないでください。
無反応は一度で効果が出る場合もありますが、そうでない場合も多いです。
無反応をやめてしまうと、子供の中に不信感が生まれたり、戸惑ったりしたまま終わってしまいます。
あと落ち着いたら共感するのを忘れないようにしましょう。
さっちゃんが欲しいものがあって駄々をこねたの場合は
「さっちゃん、今はお金ないから買えないけどそのうち買ってあげるよ」
と話していました。どうして?ダメなのかをちゃんと伝えないと不信感が出てくるかな。と思ったからです。
嘘をつかず、ちゃんと買ってあげることも重要です。買えない時は「買えない」ときっぱり断りましょう
「さっちゃんが欲しいのはすごくわかるけれど、お金ないから我慢して」
でも構わないと思います。
無反応をする効果
無反応は子供に感情や欲求のコントロールを教えることができます。貼り付け
ただ今まで反応していたのに無反応に切り替えると言うことは、非常に親の精神がつらいことと思います。
それでもこの無反応の効果はとても大きいのです。
駄々をこねる子供に困っている親御さんにはおすすめです。
ですが、ママが無反応をしているのに、パパが無反応の邪魔をしてしまうと何の意味もありません。
なのでパパや家族と話し合って始めるのがおすすめとなります。
皆さんの療育がうまくいきますように。
もっと詳しく聞いたみたいな。と言う方には2月1日よりボイスマルシェにてカウンセリング業務に復帰いたしますので、カウンセリングをご検討いただけると幸いです
2月1日より実働です
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