【発達障がい児・知的障がい児】もしかしたらあなたをわざと怒らせているのかも

 こんにちは。発達障がい・軽度知的障がい児家庭カウンセラーの私が見てきた【怒らせることで気を引く子供たち】のお話をしたいと思います。

 

怒りコミュニケーション

  障がいを持っている子は、怒られることが普通の子たちより多い場合があります。

 注意欠陥多動性障害+アスペルガーの娘を育てていますが、幼少時は私も怒ってばかりでした。

 

 とにかくなぜ怒られることしかしないの?と言うくらい叱られるように動くんですよね。

 

 でもふと気がついたんです。

 我が子と話すことが「怒る時」しかないんじゃないかと。我が子は母親である私の気を引くために、怒らせているのではないかと考えたのです。

 

怒られ慣れる子供たち

 発達障がいや知的障がいの多くの場合は、コミュニケーションが未熟でそこの療育が必要な場合が多いです。

 コミュニケーションを覚えなければいけない時期に、怒られてばかりだとそれをコミュニケーションの一つとして学ぶのではないか。と私は考えました。

 

 怒られている時は、自分を見てくれる

 

 と学んでしまったとしたらそれは非常に哀しいことですし、それは生きていくうえでプラスにはなりません。

 周囲を怒らせる子は、自分だけを見てもらう手段として「話しかける」「笑わせる」と言うことを学ばず、「怒らせればいい」と学んでしまっているのではないか。と私は思っています。

 

他人を困らせることで自分を見てもらう子への対策

 怒らせることで自分を見てもらう。と言うことがコミュニケーション手段となってしまった子の対策は、

 

「怒り以外のコミュニケーションを教える」

 

方法しかありません。一日に何回か、抱きしめる。目を見て傾聴する。子供と話すときには穏やかに話をする。

 などが方法になってきます。ですが、理解度によっては

「どうしてそんな行動をとっているのか」

を聞き取り明確化して、話をする方が良いこともあります。

 

 私の子供であるさっちゃんも

「私を怒らせることで自分を興味を持たせようとする」

と言うクセがありました。

 

 彼女の場合はお金を盗んでいました。

 

「どうしてするの?」

と聞いたら

「妹(軽度知的障がい)ばかりかまって、かまってくれない」

と言っていました。

 

「自分を見てほしいから私(ママ)を怒らせようとしているけれど、さっちゃんは自分を怒らせる子供を愛せるの?」

「ううん」

「誰かに好かれたいと思ったら、怒らせることよりもその人が喜ぶことをするべきじゃないの?」

 

と話をしました。これが彼女が中学校の時の話になります。

 

 その子に合わせた対策を立てなければなりませんが、ぜひ思い当たることがあったら対策を立てていただけるとお子さんが変化していくと思います。

 

 療育は長い間かかりますが、必ず花が咲くときが来ます。

 私も苦しみましたが、大輪の花が咲いてきたのを感じています。

 これからは皆さんのお力になれれば幸いです

 

 

 

 

 

 

 

 

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