こんにちは。発達障がい児と軽度知的障害児を育てた家庭カウンセラーの宮田です。今日はカウンセラーにとって一番大事な技術、傾聴のお話です。
傾聴は、子育てや夫婦関係にもとても役立ちますよ~。
傾聴って何ぞ
傾聴と言うのは、辞典によると「耳を傾けて話を熱心に聴くこと」とされています。
なんとなくイメージがわきますか?どうですか?
最近は傾聴と言う言葉が使われる場面が増えてきましたよね。
心理カウンセラーはこの傾聴をお仕事にしていると言っても過言ではありません。
それだけではありませんが、私はいろいろなところでカウンセリングの勉強をしていますが、傾聴は本当に大切だと習いました。
カウンセリングで一番大切にしなければならないのは、信頼(ラポール)です。
信頼できない人に、悩みを話せませんよね。ココロを開示しようだなんて無理です。
私も無理です。
なので信頼関係をつくるために、クライアントさんに寄り添うために、傾聴は絶対大事な基礎なのです。
傾聴の技術を伝授
傾聴ができると、いろいろな人と信頼関係を結ぶのに役立つことが良くあります。
カウンセラーの傾聴とは、とにかく話を聴くこと。
私がインタビューをしていただいた時に
「カウンセラーの価値観なんて必要ないんです。カウンセラーはクライアントのために存在します」
と話したことがあるのですが、この言葉は傾聴にもつながってきます。
カウンセラーの技術としての傾聴は、クライアントの話を聴くことです。そこで
「こうすればいいんじゃない?」
「あーそれは・・・」
と口を挟まないようにしています。アドバイスを求められたり、どう思うかを聞かれたら、あくまで私の意見としてお話します。
ですが、まずはクライアントのお話を聴くこと。そこに私の意思は関係ありません。まずはココからです。
さてこれを家庭に生かすにはどうすればよいのでしょうか。
傾聴の技術を家庭で生かす
傾聴を家庭で生かすにはどうすればいいのでしょうか。例えば我が子が悩んでいる様子。話を聴いてみようかな。と思うときありませんか?
話を聴いていても、親としていろいろ言いたくなることをグッとこらえてください。
+お説教
+意見
も禁止です。これが結構つらい・・・(笑)
とりあえず話を全部聞くことから始めます。そのうえで、
「どうしたらいいと思う?」
と聞かれるまで、話を聴いてあげます。話を聴き終わっても、何も聞かれなかったらそのまま終わっていいんです
自分で物事を解決できる力。考える力は本人が持っています。それをサポートするつもりで耳を傾けるのが傾聴となります。
話を聴いてくれる人を悪く思う人はほとんどいません。
場合には寄りますが、話を聴くだけでカタルシスを得て、自分で解決する。と言うようなときもあります。
家族の力を信じて、一度傾聴を試してみるのもおすすめですよ。
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