【軽度知的障害】小学校から気を付けたい“性”の問題

 こんにちは。軽度知的障がい児を育ててきて印象的だった“事件”のお話をしたいと思います。これは軽度知的障がいのあーちゃんが、支援学級に通っていた小学校6年生の時のお話です。

 

 小学校六年生の時には、あーちゃんは近所の子とよく遊んでいました。

 通っていた支援学級に女の子があーちゃんひとりだったため、遊ぶのは男の子ばかり。

 

 男の子に遠くまで連れていかれ、迷子になったこともあります。

 (男の子の家に行ったら帰り方がわからなくなった)

 今はGPSを持っていて携帯電話も持っていますが、小学校ではもたせてはいけなかったんですよね。

 

 男の子と遊んでいたあーちゃんがある日、私に

 

「〇〇くんに大事なところを見られた」

 

と告白してきました。〇〇くんと言うのは、自閉症の男の子です。

 よく遊んでいた〇▽くんは、あーちゃんと同じ軽度知的障害でとても良い子でした。

 〇▽くんのママに電話して、

 

「ちょっと〇〇くんとこういうことがあったから、遊べないからごめんね」

 

 〇〇くんと〇▽くんは仲が良かったんですよね。であーちゃんは〇▽くんが好きだったのですが、学校でだけ遊ぶように話しました。

 

 支援学級では、なかなか男女の性別の違いまで手が回らないことがあります。

 まだ小さいと私たちも思っていましたし、先生もそうだと思います。

 でも早熟な子もいるんですよね。

 

 あーちゃんは女の子なので、気を付けなければと思っていましたが、今は女の子でなく男の子でも気を付けなければならない時代になりました。

 

 知らない大人への教育は支援学級でもしますが、同級生との関係は支援学級ではちょっとゆるかったかなと思います。

 あーちゃんだけが女の子だったので、着替えなど気がつきやすい場所では注意していましたが、女の子と男の子の関係についてはあまり話題に上らなかったような気がします。

 

 いけないと思う前に興味の方が先行してしまう障害の形もあるので、難しいところです。

 

 あーちゃんのように異性なら「遊ばせない」と言うこともできますが、同性だともっと難しいですよね。

 

 あーちゃんの通っている支援学校は、歴史的なことからも性的なことに関しての教育は親もびっくりするほど徹底されています

 同性でも高校生で手をつないでいたら、指導が入ります。

 保護者もびっくりしました。

 

 高校生や中学生なら思春期なので注意もできますが、早熟な子は大人が思わぬ年齢から目覚める子もいるそうです。

 

 変態の人にも気を付けなければなりませんが、普段から

「大切なところを触らせるのは、結婚してから」

など家でも指導していくべきなのかなと思った事件でした。

 

 性教育を他人やメディアから倒錯した知識を得るより、親がしっかりと指導していかなければならないんですよね。

 

 ご拝読ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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