双極性障害とうつ病あなたはどっち?

うつ病と似ているところがある双極性障害とは

 うつ病と双極性障害はまったくと言っていいほど違う病気です。その大きな違いの一つは「躁状態」があると言うもの。
 
 躁状態とは活動的で気分が高ぶり、睡眠をとらずに動き回るなど非常に活動的になります。
 それだけだと「元気でよかったじゃない」となるかもしれません。 が、気が大きくなってしまい「自分は偉い素晴らしい」と言う思考に陥りギャンブルに全財産を賭けたり、高額のローンを組んで買い物をしたりすることもあります。  
 また会社では、上司と意見が合わず大きな対立をすると逆上して辞表を叩きつけたりと自制が効かなくなってしまいます。
 このような激しい躁状態とうつ状態があるのを双極Ⅰ型と言います。 そこまでではないけれど、軽い躁状態があるのを双極Ⅱ型と分類しています。
 気分が高ぶって誰かれかまわず話しかけたり、まったく眠らずに動き回ったりと、活動的になります。  

うつ病には躁がない

 うつ病にはこの気分が高ぶる躁がありません。
 ベッドから出られないほどの虚脱感にさいなまれることもありますが、無敵状態の躁が発生しないのがうつ病となります。
 双極性障害本人は躁の間は無敵状態なので医師に相談することがほとんどなく、うつ病だと診断されることも多いです。
 双極性障害は診断に時間がかかることが多く、診断は病院に通い始めて7年以上かかると平均では言われています。  

気分の乱降下が激しい時には双極性障害かも

 気分の乱効果と言っても、気分が高ぶったり機嫌がよかったり落ち込んだりするのは、いたって普通のことです。
 ですが、周囲がその気分に振り回されて、「あの人何があったの?」と不安になるほどであれば双極性障害かもしれません。
 また躁状態は数か月続くこともまれではない為、見極めが難しくなっています。

双極性障害とウツ病はまったく違う病気

 双極性障害とウツ病は治療法も全く違う病気となります。
 うつ病で苦しんでいるけれど、やたら元気な時がある。と言う方には、それを伝えてみるのが良いのかもしれませんね。
 またうつ病に苦しんでいる方で、無敵状態がある場合は、医師にお伝えすると正しい治療を受けるきっかけとなります。
 ご拝読ありがとうございました^^

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